Adobe After Effects にかわるLinux用オープンソースアプリケーション

Linux

Adobe社製品は素晴らしいけど利用料金が・・・

Adobe社のPremiereProや、Photoshop、Illustrator、 After Effects などのソフトは、画像編集、動画編集などを本格的にやっている方には定番とも言えるソフトです。
とても優れたソフトではありますが、それ故に、利用料金がどうしても気になってしまいます。
主要なAdobe製品のパッケージであるCreativeCloud、またはそれぞれのソフトは、サブスクリプションの価格体系となっています。
月払い、年払い、各種のキャンペーンなどがあり、少し安くなるものの、買い切りで利用できるFinalCutProなどのソフトに比べて割高になります。
使い続けるかぎり費用がかかるというのは、それだけでストレスに感じる方も多いのではないでしょうか。

そして、もう一つの問題は、Adobe社はLinuxには対応しておらず、今後もサポートをする意思をもっていないという点です。
Linuxユーザーは、Adobe社の製品以外から、同等もしくは超えるようなアプリを探す必要があります。
動画編集ソフトや、画像編集ソフトはLinux用のオープンソースで、優れたものがたくさんあるので探すのに困りませんが、After Effectsの代替えはどうでしょう?

今回は、Linuxで使用できるAfter Effectsの代替えになるアプリについて紹介します。
アドビのシステムに追跡、収益化、接続されない、あなた個人の自由な編集環境を手に入れることを提案します。

ここでは無料で、かつオープンソースのソフトのみを紹介します。
取り上げるソフトは、Adobe After Effectsのすべての機能を網羅するものではありません。
しかし、ほぼすべての機能をもっており、多くの作業をこなすことができるものです。

Adobe After Effectsは、動画の視覚効果、モーショングラフィックス、動画合成を行うためのソフトウェアです。
その用途は、一般ユーザーにとどまらず、映画製作、ゲーム、テレビ制作の仕上げ作業で使用されており、プロユースのソフトウェアです。
動画編集の現場では、After Effectsを使用することで動画の仕上がりを一段階引き上げることができるため、非常に重宝するといわれています。

 After Effects の代替えソフト

Blender

After Effects

Blenderマニュアル(https://docs.blender.org/manual/ja/latest/getting_started/about/introduction.html)より転載

Blenderは、無料のオープンソース3D作成ソフトです。

非常に多くの機能を備えており、素材のモデリング、マテリアル設定、リギング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、合成、ビデオ編集、モーショントラッキングなど、3Dアニメーションの作製に関わるほぼ全ての作業を行うことができます。

メディアの専門家やアーティストの使用にも対応できる品質で、3Dビジュアライゼーション、静止画、動画を作成することができます。

リアルタイム3Dエンジンの組み込みが可能で、3Dインタラクティブのコンテンツ作成にも対応しています。

クロスプラットホームで開発されており、対応OSはLinux、macOS、Windows、FreeBSDとなっています。

検索してみるとすぐに気がつくことですが、ネット上に多くの情報、マニュアルが公開されています。
初めて使う人でも戸惑うことが少ないでしょう。

Natron

After Effects

Natron公式サイト(https://natrongithub.github.io/)より転載

Natronは、オープンソースのノード合成アプリです。
ブレンダーと同様、クロスプラットホームで開発されており、対応OSはLinux、macOS、Windows、FreeBSDとなっています。

ナトロンは、OpenFX、OpenEXR、OpenColorIO、OpenImageIOなど業界標準のオープンソース技術を中心に構築されています。
そのため、OpenFX 1.4 APIに準拠したプラグインに対応しており、多くのOpenFXプラグインを使用することができます。

ユーザーインターフェースとコンセプトは、同じカテゴリーのソフトであるAvid Media Illusion 、 Apple Shake 、 Blackmagic Fusion 、 Autodesk Flame 、 Nukeなどの影響を受けているように見うけられます。

OpenImageIOファイル形式とOpenFXアーキテクチャにより、Natronは非常に柔軟なオープンソースのコンポジターであるといえます。

Natronは、動画作成プロジェクトで必要とされる、ビジュアルエフェクトである、強力なキーイング、ロト/ロトペイント、2Dトラッキングツールを備えています。

Adobe社のソフトにこだわる必要なし?

今回は、Linuxでビジュアルエフェクトを行うためのソフトを紹介しました。
オープンソースの強みである、メーカーに依存しない開発力により、Adobe After Effectsの代替えとなるソフトウェアが存在します。

ビジュアルエフェクトだけでなく、画像編集や、描画、動画編集でも優れたソフトがあるので、あなたに合ったものに出会えればAdobe社製を使用するよりも快適な環境が得られるかもしれません。

ただし、副業などでこれらのソフトを扱う方は、少し考えたほうがよいことがあります。
それは、実務の現場ではAdobe社製の使用率が高いということです。
つまり、仕事の募集要件にAdobeのソフトを指定している場合が多く、他のソフトでは請け負うことができないことがあります。
あなたが仕事を受ける立場の場合、動画編集ソフトはPremierePro、エフェクトソフトはAfter Effectsにせざるを得ないかもしれません。

個人的な利用や、あなたが主体として作業を行う状況であれば、サブスクリプションで継続的な費用が発生するAdobe社製品よりも、精神衛生的にも快適な環境を作ることができるかも知れません。

なら中古PCもおすすめ

Linuxにはたくさんのディストリビューションがあって、それぞれに特徴があります。
いろいろ試してみて、あなたに合ったOSが見つかると、PCを使うのも楽しくなります。
また、LinuxはWindowsに比べて動作が軽く、古いパソコンでも軽快に動作するものも多くあります。

ご自宅の古くなったパソコンを活用したり、テスト用に少し古いパソコンを安く買って試してみるのもよいでしょう。
おおまかな目安ですが、Intel製CPUであれば、第6世代以降のcore i3、第4世代以降のcore i5が積まれたパソコンであれば、Linuxディストリビューションでたくさんのことができでしょう。
このグレードのパソコンは、中古通販サイトを覗いてみると、ノートパソコンの安いものでは1万円台、高くても4万円程度で購入できるものが多くあります。
(デスクトップはもう少し幅があるようです)

店舗に行くのが面倒なあなたには、通販サイトがおすすめです。
各機種のスペック、細かな特徴まで掲載されているので、実機を見なくても安心して購入することができます。
最後に僕のおすすめの通販サイトのリンクを2つ貼っておきます。

激安1万円〜のパソコンなら【PC WRAP】

 

 

関連記事:
動画編集スキルを学べる オンラインスクール を徹底比較【副業のはじめの一歩】
動画編集の未経験者が Premiere Pro をマスターする方法(独学でも大丈夫)
動画編集スキルを学べる オンラインスクール を徹底比較【副業のはじめの一歩】

コメント

タイトルとURLをコピーしました