高速なインターネット環境をつくるために、自宅に「光回線」を引こうとすると、多くの回線事業者やプロバイダがあって迷ってしまうことが多いです。
自分に合ったプランを見つけるのは難しいものです。
できることなら、失敗せずに最適な契約をしたい、誰でもそう考えますよね。
この記事では、光回線とプロバイダの 選び方 を紹介していきます。
この記事を読んでわかること
・光回線についてポイントが分かります
・光回線の選び方が分かります
・プロバイダの 選び方 が分かります
光回線の 選び方 のポイント
光回線を選ぶときに、最初に押さえておくべきことがあります。
それは、光回線サービスを契約するということは、「光回線」と「プロバイダ」の両方を契約することだということです。
ここでいう「光回線」とは、光回線そのもののことを指しています。
物理的な「回線事業者」をどこにするか、という選択です。
回線業者には、例えばNTTが提供する「フレッツ光」や、KDDIが提供する「auひかり」などがあります。
光回線はよく道路に例えられます。
例えば、回線事業者の規模が小さいということは、狭く渋滞が起きやすい道路、ということになります。
光回線そのものは高速道路規格でスピードが早くても、交通量が多くなるとスムーズな利用はできないかもしれません。
スピードだけでなく、規模についても考えて回線事業者を選びましょう。
また、「プロバイダ」とは、光回線をインターネットに接続するサービスのことです。
「@nifty」や「BIGLOBE」、「So-net」など、様々なプロバイダがあります。
プロバイダは、会社それぞれで価格とサービス内容が異なります。
あなたにあったものを選ばないと、望むサービスが受けられない、不要なコストが発生する、ということも考えられます。
光回線を選ぶ際は、回線事業者とプロバイダのそれぞれで、自分に合うものを選ぶ必要があります。
そして光回線を評価するときのポイントは「価格」と「速度」の2つです。
光回線「光コラボ」とはどんなサービスでしょう
家電量販店などで「光コラボ」の広告を見たことがある人も多いでしょう。
普通の光回線と、光コラボの違いとは何でしょう?
光コラボとは、NTTの光回線である「フレッツ光」を、携帯キャリアやプロバイダなどの事業者が「借りて」光回線サービスを行うものです。
光コラボは、光回線とプロバイダがセットになっていることが多く、ユーザーが選ぶことができないサービスもあります。
これをメリットと捉えるかデメリットと見るかは、あなたに合ったサービスがあるかどうか、ということだと思います。
また、携帯キャリアが運営する光コラボはスマホとのセット割引があり、お得に利用できるサービスです。
ただし、光コラボは必ずしも安いというわけではありません。
選ぶ事業者によっては、逆に高くなる場合があるので、検討するときは、「最終的にかかる総費用」をしっかり確認することが大事です。
また、光コラボは、フレッツ光の回線を「借りて」運用されますので、通信速度という点では不利になることがあることも覚えておくべきです。
光回線の 選び方 はトータルコストと速度の比較から
光回線は、「数年後までのトータルコスト」と「通信速度」という2点をキーワードにして比較します。
トータルコストとは
光回線のトータルコストとは、初期費用、工事費用、月額料金、オプション料金、解約費用、解約時工事費など、あなたの契約期間にかかるすべての費用のことです。
光回線を比較するときは、月額料金に目が行きがちです。
もちろん、月々いくらかかるのか、というのは大事なポイントです。
多くの回線で、基本的なプランは「一戸建て向けプラン」と「集合住宅向けプラン」で月額料金が変わってきます。
基本プランに対して、各種の割引が適用されて、毎月の料金が算出されます。
割引には、回線事業者・プロバイダ独自の割引と、携帯キャリアと連動した割引があります。
そして、これらの割引が「どのくらいの期間」適用されるのか、ということも重要です。
開通から一年くらいは割安に使用できても、だんだん割引が減っていって、月額料金が高くなるというケースもあります。
長期的な視点から、あなたにとって一番お得になる光回線を選ぶことが大切です。
また、光回線は設置と撤去の両方で工事が必要になる場合があります。
工事費用は、毎月の割引によって実質無料になる場合や、キャンペーンで無料になる場合、などがあります。
工事費用は決して安くないので、必ず注意して比較すべきポイントです。
契約時のキャッシュバックの金額は、回線事業者・プロバイダごとに異なります。
同じ回線でも、販売代理店によって金額や条件が違ってきますので、本当にお得になる販売チャネルがどこなのか、しっかり見極めましょう。
(合わせて読みたい)
【 NURO光 】一番お得に キャッシュバック を受け取る方法
回線速度
コストの次に重視すべきなのが、光回線の速度です。
あたりまえのことですが、光回線の速度は、速いほうが快適に利用できます。
ネット検索であれ、動画視聴であれ、オンラインゲームであれ、速い方がスムーズに利用できます。
また、夜間や混雑時間帯のスピードにも注意しましょう。
カタログスペックだけでなく、ネットの口コミなども参考に回線を選ぶのがおすすめです。
回線速度の見方
光回線の広告を見ていると、「最大通信速度〇〇Gbps」という記述を目にします。
この「Gbps」というのが、光回線のスピードを表す単位です。
Gbps（ギガビット・パー・セカンド）とは、1秒間に伝送されるデータ量を示す単位です。
数値が大きいほど回線速度は速くなります。
例えば「最大1Gbps」とは、1秒間に最大1GB＝1,000MBが伝送されるということになります。
ネット検索や、動画視聴など一般的なネット利用であれば、30Mbps程度のスピードがあれば問題ないと思います。
また、オンラインゲームをガンガンする方なら、実測で100Mbps以上の回線速度があるのが望ましいです。
ただし広告に表示されている回線速度は「最大の通信速度」です。
常にその速度が出ているのではありません。
実際の回線速度は、最大通信速度の3〜6割くらいになります。
各回線ごとの実測値は、「みんそく」さんなどのサイトを参考にしましょう。
光回線の 選び方 で悩んだらどうしたらいいの？
「トータルコスト」「回線速度」というチェックポイントを紹介しましたが、いろいろ比較してもいまいち違いが分からないという方もいると思います。
そんな方は、オンラインゲームや、トレーディングなど本当に速い回線が必要な人以外は、「コストの安い回線」に軸足を置いて比較するのがよいと思います。
悩んだら「速度」よりも「料金」を重視しましょう。
本格的なゲームだと通信速度の違いが結果を左右することもありますね。
ゲームの「反応速度」にもこだわる人は、「Ping値」に注目して光回線を選ぶのも一つの手ですよ。
回線が決まったらプロバイダを選びます
光回線の選び方が分かりました！
次はプロバイダの選び方を紹介します
光回線が決まったら、次はプロバイダを選びます。
プロバイダによっては、加入の際にキャッシュバックなどの特典を用意していることもあります。
しかし中には、高額なキャッシュバックをアピールしながら、受け取りまでに多くの条件をつけている業者もあります。
特典に釣られて契約しても、結局受け取れなかった、というのでは本末転倒です。
怪しいキャッシュバックの見極め方は、こちらの記事に詳しく書いていますので、よかったら見てみてください。
プロバイダの 選び方 ４つのポイント
・光回線との対応がある
・キャッシュバックの額
・オプションの加入の有無
・キャッシュバックの時期と手続き方法
まずは、利用したい光回線にプロバイダで対応していないと、そもそも利用することができません。
回線によっては、プロバイダが指定されている場合があるので、回線との対応を確認します。
次に、キャッシュバックの金額をチェックします。
キャッシュバック額が大きければ、そのぶん実質的な月額料金が安くなります。
少しでもキャシュバック額の高いプロバイダを選びましょう。
3点目です。
キャッシュバックを受け取る条件として、たくさんのオプションに加入することが必要な場合は要注意です。
オプションの料金で、キャッシュバック分を上回ってしまうこともあります。
受け取り条件の事前確認は必須です。
キャッシュバックをもらうためにオプション料金をたくさん払うって、なんかおかしいよね。
オプションに加入せずキャッシュバックをもらえるプロバイダもあるから、よく探してみよう！
最後に気をつけたいのが、キャッシュバックの受け取り時期と方法です。
プロバイダによっては、受け取りまでに2年もかかるところがあったり、手続きが難しいところもあります。
特に、長期間後になって申請しなくてはいけない場合、キャッシュバックを受け取り損ねる可能性が高いです。
そして、多くの場合、申請期間になったことを知らせてくれるメールなどはありません。
まるで、受け取りそこねることを狙っているようにすら思える業者もありますので、本当に注意が必要です。
特典をスムーズに受け取れるか、必ず確認しておきましょう。
ここであげた項目以外のサービスは、どのプロバイダでもあまり変わりがない、といっても過言ではありません。
メールアドレスの付与や、サポートサービスも、普通のプロバイダであれば横並びであります。
携帯キャリアに合わせた光回線を 選び方
光回線を選ぶ方法の一つに、あなたの使っているスマホのキャリアに合わせる方法があります。
スマホのキャリアと合わせて光回線を選ぶことで、料金がお得になることが多いです。
これは、スマホとの「セット割」が適用されるため、月額料金が割引されるためです。
また、家族の中で、同じキャリアを利用している人数が多いほど、セット割の割引額が上がります。
例えば、家族全員がdocomoユーザーの場合、選ぶべき光回線は「ドコモ光」一択になります。
auユーザーが多い場合は「au光」ですが、ソフトバンクユーザーの場合は選択肢が増えます。
僕なら、日本最速回線である「NURO光」を選びますが、対象エリア外の方は「ソフトバンク光」などが選択肢になります。
悪質な販売代理店に騙されないために
光回線は、基本的には「料金」を重視して選ぶのがベターだと思います。
長期的な出費になるので、初期費用などを含めたトータルコストが少しでも安くなる回線、プロバイダーの組み合わせを選ぶほうがよいです。
また、キャッシュバック、割引については、受け取りやすさまで考慮して選ぶことが大事です。
極端に高額なキャッシュバックを掲げている販売店には要注意です。
同じ回線であれば、販促費に極端な差がでるとは考えにくいからです。
次の記事では、あなたの使っている携帯キャリアごとに、最もお得になる光回線・プロバイダの組み合わせを紹介していきます。
やはり「セット割」が適用になるかどうかで、長期間で考えた場合のコストは大きく変わってきます。
ぜひ次の記事も読んでみてください。
お得に契約できる販売店のリンクもつけているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
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