・ マンション やアパートで光回線を引くときはどうしたらいいの?
・集合住宅で光回線を引くときの注意点が知りたい
・お得に光回線を引く方法が知りたい
マンション ・集合住宅の光回線の引き方
結論からいえば、マンション・集合住宅での光回線の選び方は、価格優先でよいと思います。
もちろん提供エリアであることは大前提ですが、お住まいの物件自体のネット環境を土台にして、選べる光回線の実質料金をシミュレートして決めるのが間違いのない方法です。
この記事では、マンション・集合住宅におけるネット環境、マンション向けプラン、光回線を選ぶときに気をつけることについて説明し、それぞれの環境でのおすすめの光回線の選び方を紹介します。
マンション ・集合住宅におけるネット環境を理解する
まず、あなたのお住まいの、現在のネット環境を把握しましょう。
集合住宅のネット環境は、大きく分けて3種類です。
②インターネット「対応」のマンション・アパート
③インターネット「完備」のマンション・アパート
あなたのお住まいがどれに当てはまるかで、その後の選択肢が変わってきます。
それぞれの内容について説明していきます。
① インターネット「未対応」の マンション ・アパート
インターネット未対応の物件とは、建物自体にインターネット回線の設備がまったく導入されていない物件のことです。
「未対応」の物件では、光回線を引くときに管理会社やオーナーから許可をとり、共用スペースに光回線の設備を設置しなくてはいけません。
入居者は、設備が導入された後で、回線とプロバイダの契約をし、開通工事が完了すれば光回線が利用できるようになります。
工事が2回必要になるため、開通までに手続きと時間がかかります。
大家さんの許可がもらえないなど、状況次第では光回線だけでなく、モバイル回線の導入も含めて検討すべきです。
②インターネット「対応」の マンション ・アパート
インターネット「対応」の物件では、敷地内にすべての部屋で共有する、回線設備が設置済みとなっているものです。
設備が設置済みであるため、契約可能な光回線が決まっている物件ということになります。
入居者は、指定の光回線とプロバイダを契約し、共用設備から部屋までの回線工事が完了すれば、光回線が開通となります。
工事は一回だけですので開通までの期間は短いですが、光回線を選ぶことはできません。
また、回線設備を共用するため、時間帯や曜日によっては通信速度が低下する場合もあります。
③インターネット「完備」の マンション ・アパート
インターネット「完備」の物件とは、入居者は回線などの手続きをする必要がなく、専用の端子にルーターやケーブルを接続するだけで回線を利用できるようになっている住居です。
家賃や管理費などに、光回線の料金が含まれていることが多いです。
プロバイダや光回線の契約は必要がないため、簡単にネット回線を利用できます。
しかし一見、良い事ずくめに見える「完備」物件ですが、利用者からは「回線スピードの遅さ」を指摘されている物件もあるようです。
「完備」の物件にだけある、回線スピードが遅くなる理由は、入居者全員が同じ回線を使うため、ということがあります。
特に、回線を利用する人が多くなる夜間などは、速度低下が起きやすくなるのです。
一概に、「完備物件=遅い」ということではないのですが、物件の立地、回線の種類なども関係するので、口コミも含めよく確認することが大事です。
マンション ・集合住宅向けの光回線プランについて理解する
次に、光回線のプランについて紹介します。
光回線のプランは、戸建て向けと、マンション・集合住宅向けでは、月額料金、工事費などが変わってきます。
また、受けられる特典、キャンペーンなども異なりますので注意が必要です。
月額料金は、戸建向けプランは5,000円前後のものが多く、マンション・集合住宅向けは3,000円前後のものが多くなっています。
また、工事費については、戸建てプランは宅外・宅内両方の工事が必要なのに対し、集合住宅向けプランは宅内工事のみでよいため、工事費が安くなるケースが多いです。
キャンペーンの適用で、工事費が実質無料になる回線が多いですが、割引額は工事費に連動するなど各社で異なってきます。
マンション・集合住宅向けプランに対しての、キャッシュバックなど特典は戸建てプランよりも少ない回線が多く、まったく無いという回線もあります。
例えば、高速回線で知られるNURO光は、戸建てプランでは40,000円を超えるキャッシュバックが適用されますが、マンション向けプランのキャッシュバック適用は、公式サイトからの申込みのみで25,000円となっています。(それでも大きい金額ですね・・・)
戸建向けプランのキャッシュバックに目を奪われて、割高なプランを契約してしまった、などのトラブルがないように、利用プラン、工事費、キャンペーンはしっかりと比較することが必要です。
マンション ・集合住宅で光回線を引くときの注意点
マンション・集合住宅で、新たに光回線を引くときの注意点をご紹介します。
シンプルに2点です。
- 回線の提供エリアかどうか
- 物件が工事可能かどうか
光回線の提供エリアを確認する
気に入った回線事業者、プロバイダが見つかったら、まずはあなたのお住まいが光回線の提供エリアかどうかを確認します。
そもそもの話になりますが、その回線の提供エリア外だと契約ができません。
今では、多くの回線事業者が、公式サイトで郵便番号や住所などから対応エリアかどうか調べられるようになっています。
参考までに、大手の光回線事業者の検索ページを紹介します。
フレッツ光・ドコモ光 : https://flets.com/app2/cao/prefselect/index/
auひかり : https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
ソフトバンク光 : https://www.softbank.jp/support/faq/view/19009
コミュファ光 : https://cm-net.jp/charm/area/
ビッグローブ光 : https://biz.biglobe.ne.jp/hikari/faq/faq01.html
もし、お住まいが光回線の対応エリア外でしたら、工事不要で利用できるホームルーター、モバイルルーターを使うことも検討してみましょう。
物件が工事可能かどうかを確認
光回線を開通させる場合、マンションやアパートなどでは、設備状況により2種類の工事が必要になります。
それが、「宅外工事」と「宅内工事」です。
宅内工事 : 建物の共用部の設備から各部屋まで回線を引き込む工事
光回線「対応」の物件では、回線の共用設備がすでに建物に設置されています。
その場合は、宅内工事のみで利用可能となります。
光回線「未対応」の物件では、共用設備を設置する宅外工事と、部屋への回線引き込みのための宅内工事の2回の工事が必要になります。
また、「対応」の物件であっても、既存の回線とは異なる光回線を新たに引く場合は、宅外・宅内両方の工事が必要となります。
開通工事は、物件のオーナーや管理会社の許可が必要になります。
後々のトラブルを避けるため、自分で判断せずに確認することが大事です。
もし、回線工事の了解をもらえない場合、モバイルルーター、ホームルーターの利用を検討しましょう。
マンション ・集合住宅向けおすすめ光回線
ここからは集合住宅向けの、おすすめのネット回線について紹介します。
住んでいる物件の回線状況によって、おすすめは変わってきます。
光回線「完備」の物件について
まずはネット「完備」物件についてですが、すでに回線が利用できるようになっているので使わない手はありません。
しかし、注意すべきなのは月額料金です。
大きく分けると、
- 月額0〜3,000円のネット対応物件
- 月額3,000〜5,000円のネット対応物件
3,000円の月額料金を境にして、既存の回線を利用するかどうか判断します。
・月額0〜3,000円のネット対応物件の場合
月額0円から3,000円のネット対応物件に住んでいる方は、まずはその回線を使ってみましょう。
月額3,000円以下で光回線が利用できる場合、物件全体で独自の料金プランに加入しているケースが多く、あなたが独自に他の回線に申し込むよりお得に使えることがほとんどです。
このようなケースは結構多く、物件の世帯数などによって独自のプランに加入していて、料金がお得になっている場合は、これを利用しない手はありません。
使ってみて、回線スピードや安定性に問題を感じるようでしたら、独自で高速回線に申し込むことを検討しましょう。
・月額3,000円〜5,000円のネット対応物件の場合
月額3,000円〜5,000円のネット完備物件は、単純にその回線を利用しても料金面のメリットは少ないです。
物件の既設の光回線と、あなたが独自に加入する光回線で、ほとんど料金の差がないケースが多いです。
この場合は、あなたが利用しているスマホのキャリアと、セット割引が適用できるかどうかが判断の基準になります。
セット割引が受けられると、光回線の月額料金が500円~1,200円程度割引になります。(割引額はプランによって異なります)
さらに家族も同じキャリアを利用していた場合、それが遠方に済む家族であっても割引対象になるため、家族全体の通信料金を安くすることができるのです。
例えば、ドコモのスマホを利用しているなら「ドコモ光」、auなら「auひかり」など、同じグループ会社の組み合わせで割引になります。
ただし、格安スマホやahamo・pove・LINEMOを使っている人は、セット割の金額が少ない、もしくは適用されないことがあります。
これらのスマホのユーザーの方は、提供エリアにある光回線のうち、実質料金が一番安い光回線を使う方がお得になることが多いです。
スマホキャリアとのセット割引については、こちらの記事で詳しくまとめていますので、よかったら読んでみてください。
スマホ キャリア別 失敗しない光回線の選び方(お得な契約、高額キャッシュバックを得る)
●光回線「未対応」の物件の場合
光回線「未対応」の物件の場合は、あなたが一から光回線を引くことになります。
提供エリアのある光回線から、あなたの好みのものを選ぶことができるため、納得のいく選択ができます。
反面、選ぶ手間がかかる、管理会社などの了解を得なくてはならない、開通までの時間がかかる、など面倒なこともあります。
このタイプの物件に住む方の選択肢は大きく分けて2つになります。
- 料金、速度で納得できる光回線を選ぶ
- モバイル回線を利用する
高速で安定したネット通信を、ある程度長い期間使うなら光回線がおすすめです。
手間をかけず、高速回線を利用したいなら、モバイル回線も選択肢になってきます。
最近発売されたホームルーター機器は、5Gに対応しているため提供エリアであれば、光回線と同様の高速通信が実現できます。
それでは一つずつ見ていきます。
⚫光回線を設置する場合
光回線の設備がまったくない物件に新規で光回線を引く場合は、「回線速度」と「料金」、この二つを軸に各社のプランを検討しましょう。
そこに、工事費用の割引や、キャッシュバックなど、特典を組み合わせることで失敗せずに乗り換えができるはずです。
あなたがまず考えるべきことは、「回線速度」と「料金」のどちらを最優先にするか、です。
🔵光回線の料金についての考え方
光回線の料金を検討するときは、月額料金に目が行きがちです。
もちろん、月々いくらかかるのか、というのは大事なポイントですが、もう少し踏み込んで、光回線を開設するまで、してから、撤去するまで、のすべての費用を考えてみるべきです。
その費用を月割にすることで、実質的な月額料金が算出できます。
具体的な光回線のトータルコストとは、「初期費用」「工事費用」「月額料金」「オプション料金」「解約費用」「解約時工事費」など、あなたの契約期間にかかるすべての費用から、キャッシュバック、割引などあなたが受ける特典を引いた金額になります。
集合住宅向けプラン(マンション向けプラン、とか、forマンション、などと記載されることが多い)は戸建てプランよりも工事費、月額料金が割安になっていることがほとんどです。
しかし、光回線の公式ページでは、集合住宅向けプランが戸建てプランとは別のページになっていたりするので、よく確認することが大事です。
ザックリとでも良いのでこの計算をしておくと、プランを正しく比較できるようになります。
🔵回線速度の評価方法
光回線の回線速度を正しく理解するためには、「カタログスペック」と「実効速度」に分けて考えるべきです。
「カタログスペック」とは、文字通り公式サイトなどに記載されている「最大回線速度1Gbps」のような表記です。
これは、その回線が理論上出すことができる最大の回線速度です。
実際の速度は、この最大値の30%〜60%程度といわれています。
そして、この「実際の速度」が「実効速度」です。
あなたが光回線を引いたときの実効速度は、使ってみないと分かりません。
ですが「みんそく」さんのような回線速度計測・投稿サイトを眺めていると大まかな傾向はつかめてきます。
さらにもう一つ考えたほうが良いのは「混雑時の速度」です。
例えば、週末の夕方から夜は、利用する人が増えるため光回線の混雑時間帯といわれます。
また平日であっても、昼よりも夜間のほうが混雑しやすいといえます。
回線速度計測サイトで、このような曜日、時間帯の通信速度の投稿を見てみることで、ある程度の傾向が分かります。
では実際に、どのくらいの速度が出ていれば支障なく使えるのか、ということですが、ネット検索や、動画視聴など一般的なネット利用であれば、30Mbps程度のスピードがあれば十分です。
また、オンラインゲームをガンガンする方なら、実測で100Mbps以上の回線速度があるのが望ましいです。
混雑時間帯でもこのくらいの速度が出ている回線であれば、開通してから後悔することは少ないと思います。
🔵キャッシュバック、キャンペーン
光回線を検討するときには、必ずキャンペーンもチェックしましょう。
回線事業者によっては、期間限定で高額なキャシュバックを設定している場合もあります。
しかし、気をつけなくてはいけないのは、集合住宅向けプランは戸建てプランよりも各種特典が少なくなっていることが多い、ということです。
高額なキャッシュバックに惹かれて契約してみたら、集合住宅向けプランは対象外だった、ということにもなりかねません。
集合住宅向けプランのキャッシュバックは、公式サイトからの申込みのみ適用、という事業者もあります。
よく確認して、本当にお得なプランを見つけましょう。
また、特典を含めて、本当にお得な販売チャネルを選ぶ基準を紹介します。
ポイントは3つです。
・不要なオプション加入の必要がないこと
・キャッシュバックの受け取りが簡単なこと
この3つのポイント(特に下の2つ)で各種販売先を比較してみると、実は公式サイトからの申し込みが最もお得だった、なんてこともありますので表面の金額に踊らされずしっかり比較することが大事です。
本当にお得に契約する方法については、こちらの記事で詳しく紹介していますので良かったら読んでみてください。
今 乗り換え るべき光回線を徹底分析(2021年)回線速度、料金、キャッシュバック
マンション ・集合住宅向け光回線・プロバイダの選び方
⚫料金重視で選ぶなら
料金重視の方は、スマホとのセット割がある光回線を選びましょう。
セット割は、長期間に渡って毎月の料金が割り引かれることと、遠方に住む家族も割引対象になることから、通信費全体が安くなるというメリットがあります。
対象になるキャリアのスマホを使っている人なら、見逃すべきではありません。
それでは、おすすめの回線の組み合わせを紹介していきます。
・docomoユーザーなら「ドコモ光」一択
docomoユーザーの方は、「ドコモ光」の光回線を選ぶのが最もお得になります。
セット割引を使用すれば、月々のスマホ料金から220〜1,100円(税込)が割引になります。
このセット割引は、離れて住んでいる家族も割引対象になります。
最大で20回線が割引の対象になるため、docomoユーザーが多いほどお得になります。
ドコモ光は、プロバイダによって違約金負担キャンペーンを行っているところもあります。
更新月以外で乗り換えを検討するときは、要チェックです。
・auユーザーなら「auひかり」をメインに提供エリアに応じて選ぶ
auユーザーの方は「auひかり」を選ぶのが最もおすすめです。
auひかりのセット割引は、月々のスマホ料金が500〜1,000円(税別)割引となります。
またau光には、他の光コラボにない特徴があります。
それは、回線自体が、フレッツ光の回線を借りるのではなく、独自回線を利用しているという点です。
これにより、速度低下が起きやすい混雑時間帯でも、安定した回線速度でネット接続が可能です。
オンラインゲームや、トレーディングなど、通信速度と安定性が必要な方にもおすすめできる回線です。
唯一の難点は、auひかりは対応地域が全国ではないということです。
提供エリアであれば、申し込んで損はない光回線です。
また、住んでいる地域が、auひかりの提供エリア外だった場合は、「So-net光」がおすすめです。
So-net光もauスマートバリューが利用できるので、auスマホのセット割が利用できます。
また、KDDIの公式サイトでは、「乗りかえスタートサポート」として最大30,000円の他社の解約金保証が用意されています。
こちらを活用することで、他者からの乗り換え時にも費用負担が少なくできます。
(契約条件などは公式サイトを確認してください)
また、auひかりとSo-net光以外の回線で、auユーザーがセット割引を利用できる光回線をあげておきます。」
「ビックローブ光」
「@nifty光」
「コミュファ光」
「eo光」
「メガエッグ光」
「ピカラ光」
「BBIQ」
「DTI光」
auひかりの申し込み窓口はこちら
このサイトからの申し込みなら、工事費が実質0円になります。
キャッシュバック額も多くておすすめです!
★auひかり オプション無しでも必ずキャッシュバック45000円★
・ソフトバンクユーザーは選択肢は2つ
ソフトバンクユーザーが選べる「セット割引」が適用される光回線は、「SoftBank光」と「NURO光」の2つです。
僕がおすすめするのは、断然「NURO光」です。
世界最速といわれるNURO光は、最大回線速度2Gbpsと他社の2倍もの最大回線速度を誇ります。
4K動画の視聴や、オンラインゲームなども、ストレスなく楽しめることでしょう。
NURO光とソフトバンクスマホとのセット割引は、月々のスマホ料金がプランによって500〜1,000円(税別)の割引が受けられものです。
また、NURO光の公式サイトでは、他社サービスの違約金を最大60,000円まで補填するキャンペーンを行っています。
カバーされる違約金の範囲も広いので、乗り換えにのときも心強いですね。
ただし、NURO光にも弱点があります。
それは、まだ対応エリアが限られ、サービスエリア拡大中、という状況なのです。
詳しくはこちらの公式サイトから確認してみましょう。
ちなみに、最もお得に申し込みができるのも公式サイトになりますので、キャッシュバックなども一緒にチェックしてみてください。
NURO光の提供エリア外の方は、「softbank光」がセット割被疑が適用できるお得な光回線になります。
また、ソフトバンク光の公式サイトでは、他社サービスの解約にかかる違約金について、最大100,000円まで補填するキャンペーンを行っています。
ソフトバンク光は申し込み先によりキャッシュバックの金額、オプション加入要件、支払い時期が異なります。
僕が調べてみた、お得で安心して利用できる販売代理店を紹介します。
・株式会社N’sカンパニー
最大37,000円 オプション加入無し
または、
【SoftBank光キャンペーン】新規申込3.2万円CB!更に最新!第6世代Wi-Fiルーター進呈!
・おとくケータイ.net 最大30,360円 オプション加入有り
・株式会社アウンカンパニー 最大36,000円 オプション加入無し
SoftBank光キャンペーン!新規も転用もキャッシュバック
・その他キャリアの場合
3キャリア以外の格安スマホでもセット割がある光回線をあげてみます。
詳しくはそれぞれのサイトから確認してみてください。
Y!mobile ・・・ 「SoftBank光」
楽天モバイル ・・・ 「楽天ひかり」
BIGLOBEモバイル ・・・ 「ビッグローブ光」
OCNモバイルONE ・・・・ 「OCN光」
DTI SIM ・・・ 「DTI光」
IIJmio ・・・ 「IIJmioひかり」
⚫回線速度重視で選ぶなら
回線速度の速い光回線を選ぶなら、選択肢は3つになります。
・NURO光
・eo光
・au光
この3つの回線はいずれも、カバーエリアが全国ではありません。
NURO光とau光は独自回線、eo光は電力系の光回線のためです。
もし、お住まいがこれらの提供エリアであれば、申込みを検討してみてはいかがでしょうか。
・NURO光
NURO光は、最大回線速度が他の光回線の2倍にあたる、最大2Gbpsとなっています。
この最大速度はカタログスペックですが、ネットの書き込みでもユーザーから高い評価を得ています。
単純に光回線のインフラとして、他の2倍のスピードを出せるスペックをもっているということであり、その実効速度が速いことも納得できます。
混雑時間帯の速度低下も起きにくいといわれており、また、各種割引などを利用することで実質月額料金も安く抑えることができます。
良いことずくめの回線ですが、ひとつだけ問題があります。
それが提供エリアが限られている、ということです。
・2021年9月現在のNURO光の提供エリアは次のとおりです。
北海道・東北エリア ・・・ 北海道
関東・東海エリア ・・・ 東京、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬、愛知、静岡、岐阜
関西エリア ・・・ 三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
九州エリア ・・・ 福岡、佐賀(一部地域を除く)
提供エリアであっても、地域によってはエリア外の場所もあります。
詳しい提供エリアは公式サイトのこちらのページから検索してチェックしましょう。
回線提供エリアであれば、迷うことなく申し込んでも良い回線サービスだと思います。
ちなみにですが、NURO光は、代理店ではなく公式サイトからの申込みが最もお得です。
参考までにリンクを貼っておきますので、よかったら覗いてみてください。
こちらの記事でNURO光を詳しく紹介しています。
興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください
光回線サービス「 NURO光 」はこんな人にオススメ【メリット・デメリットを全解説】
【 NURO光 】一番お得に キャッシュバック を受け取る方法
NURO 光の回線速度 がはやい理由。その秘密を徹底解説!
・eo光
eo光は関西エリアのみで展開している光回線サービスです。
eo光は、フレッツ光回線に相乗りする光コラボではなく、独自の光回線を利用しています。
そのため、光コラボやホームルーターなどよりも、安定した高速通信が利用できますが、独自回線であるがゆえに限られた地域でしか契約できません。
しかし、対応エリアが限られているため、利用者も光コラボサービスのように多くないため、混雑が起きにくく、安定した高速通信が利用できるといわれています。
回線速度の計測サイトである「みんそく」の速度ランキングでは、eo光は58回線中で3番目という位置にあります。
「みんそく」さんは、ユーザーが自分の回線速度を計測するため、実測値が掲載されています。
実測値が速い、ということは実用的にも速い回線である、ということです。
また、eo光は各種の割引サービスが充実しています。
契約プランに合わせて利用できる割引があるので、実質利用料金が割安になる、というメリットもあります。
標準工事費実質無料【EO光】
eoひかりについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、興味を持たれた方は読んでみてください。
高速光回線 eo光 の評判は?関西ならどの回線が良いか徹底調査!一番お得な申込方法も紹介!
・au光
auスマホとのセット割のところでも触れましたが、「auひかり」は、回線自体が、光コラボのようにフレッツ光の回線を借りるのではなく、独自回線を引いているため、安定した回線速度が期待できる回線です。
提供エリアはNURO光やeo光よりは広く、2021年9月現在、auひかりに対応していない地域は次のとおりです。
長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、沖縄県
こちらの地域でも、マンションタイプは対応しているケースもあるとの情報がありますので、詳しくは公式サイトで確認してみてください。
auひかりの申し込み窓口はこちら
このサイトからの申し込みなら、工事費が実質0円になります。
キャッシュバック額も多くておすすめです!
スマホとネットがセットでおトク!auひかりならauスマホが毎月最大2,200円(税込)割引!
回線速度で光回線を選ぶときの優先順位は、①「提供エリア」、②「料金」、③「セット割引」の順に考えるのが良いでしょう。
モバイル回線を検討する
高速インターネット環境を実現するには、光回線を利用する方法の他に、ホームルーターやモバイルルーターと呼ばれる機器を利用する方法があります。
これらはモバイル回線を利用する高速回線です。
光回線が物理的な光ケーブルでインターネットに接続するのに対し、モバイル回線はインターネット接続に電波を使用するものです。
回線としては、スマホの4Gや5Gと同じようなイメージです。
「ホームルーター」や「モバイルルーター」という機器に、パソコン、スマホなどを接続することで高速ネット環境を作るものです。
モバイル回線を使用するメリットは、
・開通までの時間が短い
などがあげられますが、回線スピードや安定性については、まだ光回線には及ばないようです。
モバイル回線を検討するべきなのは、次のような方です。
・オンラインゲームなど速度・反応性が重要な用途では使用しない人
・定期(不定期)に引っ越す可能性のある人
・ランニングコストを抑えたい人
・開通まで待っている時間がもったいない人
・工事のスケジュール合わせや立ち合いが面倒な人
モバイル回線の機器は2種類に分類できます。
・モバイルルーター ・・・ 自宅・自宅の外など、どこでも高速回線を使う人向け
・ホームルーター ・・・ 自宅で家族などと共用して使う人向け
となります。
モバイルルーターの特徴
モバイルルーターは、充電式バッテリーで駆動する通信機器です。
「ポケットWi-Fi」などと呼ばれることが多いです。
特徴としては、
・充電式
・機器自体の通信範囲は狭め
・最大通信速度が速い機種が多い
・同時接続台数が少ない
モバイルルーターは接続距離が短く、同時接続台数も少ないため、一軒家で一台などの使い方は適さないと思っていたほうが良いです。
主に、個人が自宅・外出先で使用することに適しているといえます。
ホームルーターの特徴
ホームルーターには次のような特徴があります。
・モバイルルーターよりも接続距離が広い
・モバイルルーターよりも同時接続台数が多い
・5G通信に対応している機器がある
ホームルーターは一軒家に一台で、複数台の機器を同時に接続して使用しても、安定した通信ができます。
複数人で済む家で、たくさんの機器を接続するような、光回線の代わりとしての用途に適しています。
ただし、ホームルーターは登録した住所でのみ使用でき、機器を移動して使用することはできないことになっています。
モバイル回線のデメリット
モバイル回線を使用する際のデメリットを紹介します。
利用するサービスによっては該当しないものもありますので、詳細は各サービス会社のサイトで確認してください。
・時間帯やエリアによって速度が安定しない、遅くなる場合がある
モバイル回線のおすすめはホームルーター
モバイル回線でおすすめしたいのはホームルーターです。
なぜなら、スマホでの4G,5Gの環境が拡大している現在にあっては、モバイルルーターを使用するメリットは縮小しているといえます。
広い家屋での複数台接続に適さないモバイルルーターは、スマホの回線スピードのアップにつれて、主な用途が個人の利用になっていくことが予想されます。
ここまでの内容を読んでいただいた方なら、自宅で光回線の代わりとして使用するならば、ホームルーターが適していることがご理解いただけると思います。
2021年9月の段階で、携帯3大キャリアとUQモバイルが提供する5G対応のホームルーターサービスは横並びに近い状況になりました。
・ドコモhome5G (ドコモ)
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11 (au)
・WiMAX +5G (UQモバイル)
・ソフトバンクAir (ソフトバンク)
どのサービスも5G対応しているので今後の5Gエリアの拡大によって恩恵を受けられる人が増えていくはずです。
また、通信容量制限があることも各サービス同じですが、制限の適用のされ方が微妙に違うようです。
ルールーどおり厳密に制限をかけるサービスと、そうではないサービスがあるようです。
僕が調べた限りなので理由は定かではありませんが、後者にあたるのはドコモhome5Gです。
料金は、基本料金は各社似たようなものですが、割引の適用や、契約期間、キャッシュバックなど、公式サイト、販売代理店で様々です。
シンプルなものから、複雑なものまでありますので、自分が適用できるサービスを探すのが結構大変です。
一例としてですが、
ドコモhome5Gの申し込みならこちら、
ドコモ回線がデータ量無制限なのに月額4,950円で使える!
ソフトバンクAirならこちら、
SoftBank Air新規申込で30,000円キャッシュバック!
マンション ・集合住宅向けの光回線でよくある疑問
集合住宅での光回線の利用についてよくある疑問を紹介します。
・団体契約とはなんだろう?
・共同設備を使うのはセキュリティは大丈夫?
・無料のレンタルルーターがある光回線は?
・申し込みから開通までの期間は?
・引っ越すことになったらどうする?
・一番速い光回線が知りたい
団体契約とはなんだろう?
マンションなどに住んでいると、光回線の団体契約の案内がポストに入っていることがあります。
団体契約とは、複数の住人が一括してインターネットの契約を行う事です。
販売代理店などで条件は異なりますが、例えば「〇〇世帯以上契約すれば、月額料金が○○円になる」など、契約世帯に応じて月額料金が変動する仕組みが多いようです。
月額料金が安くなるというメリットがありますが、契約者を集めなくてはならず回線が使えるまで時間がかかることが多いようです。
セキュリティ面に不安がある
集合住宅向けプランは、共用設備から各部屋に回線が引かれるので、セキュリティ面に不安を感じます。
しかし、適切に対策をすれば、集合住宅向けプランだから特別にリスクが生じるということはありません。
例えば「SSL/TLS」による通信の暗号化や、ファイアウォールの設定などをすれば、情報を盗み見られるようなことは起きないはずです。
格安でルーターをレンタルできる光回線は?
光回線の事業者によって、レンタルルーターが無料になるプランを設けているところがあります。
例えば、eo光では、IPv6対応の高速ルーターが96円/月でレンタルできます。
高速なインターネット環境を作るなら、無線LAN規格は「11ac」で、セキュリティ規格はWPA3の機種がおすすめですが、1万円程度の費用がかかるので、レンタルプランのある回線事業者を探すのもひとつの方法ですね。
申し込みから開通までの期間は?
申し込みから開通までの期間は、引越しシーズンなどを除くと早い場合で2~3週間程度です。
回線事業者が手配できる業者の規模や、段取りによって異なるため、一概にはいえませんが、物件の管理会社との連動が必要になることもあるので、1ヵ月程度は覚悟しておくほうがよいです。
また、工事には立ち会いが必要なため、余裕のあるスケジュールで申し込むことをおすすめします。
引っ越すことになったらどうする?
今利用している光回線は、次の住居が提供エリアであれば、引っ越し先でも同じ回線を利用することができます。
多くの回線事業者が、引っ越しキャンペーンを用意しているので、キャンペーンを利用して手続きするのがおすすめです。
ただし、一度今の回線を解約して、引越し先で別の回線に申し込むほうが、キャッシュバックなどの特典を受けられるケースがあるので、希望の回線とプランをよく吟味しましょう。
一番速い光回線が知りたい
とにかく早い光回線を引きたい、そんな方には「NURO光」か「auひかり」、関西にお住まいなら「eo光」がおすすめです。
この3つの回線は、フレッツ光の回線を共用するのではなく、独自の回線で運用しているため、速度が非常に速く、安定していると評判です。
まとめ
マンションや集合住宅での光回線の利用の方法、種類、選び方について紹介してきました。
ポイントを簡単にまとめます。
・「完備」「対応」「未対応」それぞれで利用できるサービスが変わる。
・光回線「完備」物件
→利用料金が安いならまず使ってみるべき。
速度が遅い、途切れるなど問題が改善しない場合は、回線の乗り換えを検討する。
・光回線「対応」物件
→ 光回線を導入するには、回線の新規契約と、部屋への回線引き込み工事が必要。
・光回線「未対応」物件
→ 光回線を導入するには、回線の新規契約と、宅外工事、宅内工事が必要。
・あなたの用途に合わせて「光回線」と「ホームルーター」のどちらが良いのか検討する。
・光回線を選ぶときは、提供エリアかどうかを確認する。
・次に住んでいる物件に引き込めるのかどうかを確認する。
・導入回線が決まったら、大家さんや管理会社の了解を取る。
・光回線を選ぶときは、「実質料金」と「回線速度」から検討する。
・スマホとのセット割引は、メリットしかないので積極的に利用したいサービス。
・キャシュバックなど特典は金額だけでなく、利用しやすいものを選ぶ。
あなたが適切な光回線サービスを選択され、快適なネット環境を作られることを願っております。
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