【中学生の 塾 選び】どこをチェックする?どんな塾がある?失敗しないポイントは?

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中学生になったら 塾 は必須なの?

今、小学校5、6年生のお子さんがいる親御さんや、中学校に入ったばかりの子供さんがいる方は、「中学生になったら 塾 は必須なの?」という疑問を持っているのではないでしょうか。

小学生の時は勉強を見てやれたけど、中学校の勉強は複雑になるから、教えてやれる自信がない、という方も多いことでしょう。

もちろん個人差があるので一概にはいえませんが、基礎を固める1年生の時期は塾を利用する良いタイミングだと思います。

この記事では・・・

この記事では、中学3年生の子供を持つ僕が、子供が中学1年生で勉強につまづいた経験から、塾の選び方、塾の種類について紹介します。

実際に通わせてみて分かった、おすすめの塾についても紹介していますので、これから塾を探して見ようという方には参考になると思います。

中学1年生で陥りがちな落とし穴

塾

小学生から中学生に上がると、勉強の質や量は大きく変わります。
始めのうちは、小学校の振り返りをしてくれますが、そこから中学校のカリキュラムに入っていったときに、つまづいてしまうケースが多いようです。

例えば数学は、それまで扱うことのなかったマイナス(-)の概念が出てきます。
数直線などを使い視覚的に理解するような教え方がされますが、中学の授業は進みが早く、生徒によっては符号の概念が理解・定着されないうちに、次の内容に移ってしまっている場合があるようです。

このような、中学校ではじめて習うような概念や理論を、抵抗なく吸収できない場合、その後の勉強でずっと苦労をし続けることになります。

中学校の勉強は、小学校、中学1年生で作った土台の上に、どんどん積み重ねていくので、土台が不安定だと積み重ならず崩れてしまいます。

また、いくつかの定義や考え方を組み合わせて答えを導くような内容も、中学になるとぐっと増えてきます。
過去に学んだ内容を思い出し、組み合わせる、というのは慣れないとスムーズにできません。

我が家の 塾 選び

うちの子供は、例にもれず、中学1年生のはじめでつまづいてしまいました。

小学校の頃から、成績優秀というわけではなく、一つ一つ時間をかけて習得してきたため、中学の授業スピードについていけず、分からないことを分からないままにしてしまったようでした。

最初のテストの結果を見て愕然とし、その後すぐに塾を探し始めました。

小学校までは、タブレット型の教材を使ったり、親が勉強を見たり教えたりすることで、不足をカバーしていましたが、今後のことを考えるとプロに委ねるべきとの結論になりました。

このような理由で塾を探し始めましたが、正直にいうと最初はすべて手探りでした。
徒歩圏内から、車での送迎が必要な場所まで、あらゆる塾を検討してみました。

最終的には、家から徒歩5分くらいの場所にある個別指導の塾にしました。

個別指導か集団指導か

個別指導か集団指導かは、一番はじめに考えたところでした。
個別指導は、生徒一人か二人に講師が一人ついて指導を行う形です。
集団指導は、数人から数十人の教室に講師がいる形です。
我が子の状態は、基礎からの見直しが必要だと思っていたので、集団ではなく個別指導を選びました。

テスト対策

次に検討したのは、定期テストの前後の、対策と振り返りがあるかどうかです。
定期テストの結果は、そのまま子供の自信になります。
少しでもよい点を取らせてやりたいものです。
塾で、定期テストの前の対策や、終わった後の振り返りをしてもらえるか確認しました。

保護者とのコミュニケーション

子供が塾に通っていると、そこで起きていることや、子供の状態などを知るには、子ども自身から聞くしかありません。
思春期を迎える年代であり、素直に全て話してくれる保証はありません。
知らない間に塾をサボっていたり、塾にいっても身が入っていなかったりすることも可能性としてはあります。

そんな親の心配への対策として、塾によっては、保護者との面談の機会を設けているところがあります。

うちの子供が通っている塾でも面談があり、半年に一回くらいのペースで案内があります。
また、なにか気になることがあったりすると、塾の責任者の方から電話をもらい、直接会話をすることもあります。
点数やテスト結果だけでは分からない、科目毎の習熟度や、勉強態度、課題などを共有できるので、子供の現在の状況を把握することができます。
比較的小規模な個別指導の塾というのもあると思いますが、子供のことをきちんと見てくれているというのは安心感があります。

家からの距離

良い塾が家の近所にあるというのは「理想」です。
指導内容が良い、フォローがきめ細かいなど、良い塾に通わせたいと思うのは当たり前のことですが、「家からの距離」にも目を向けるべきです。

週に何回か塾に通うとして、車での送迎が必要だったり、自転車で数十分かかったり、暗い道や治安が悪い場所を通らなくてはいけないなどがあると、通うこと自体がストレスになってしまいます。

勉強が好きで、喜んで塾に通うという子供であれば、多少の不便は受け入れられると思いますが、勉強が苦手で塾に行くのが乗り気ではないという子供にとっては、少しでも通いやすい場所であることも大事な要素です。

塾の時間割は、平日は学校が終わる3時ころから、夜は11時くらいまである場合が多いです。
特に夜は、帰り道が心配になるので親が迎えに行くことも多くなります。

また、季節や天候によっても、通うことがストレスになる場合があるので、なるべく近い塾を選ぶことも考えるべきでしょう。

 塾 の種類

塾の種類は、指導方法での分類と、一度に指導する人数での分類、指導内容での分類に分けられます。

指導する人数での分類

集団指導

集団指導の塾は、学校の教室のように、数人から2,30人程度の生徒を一人の講師が指導するものです。

指導の内容は、決まっているカリキュラムで行われます。
分からないところは質問するなど、生徒側からコミュニケーションをとって解決します。

集団指導が合うのは次のような子供、家庭です。

  • 授業の内容は理解できていて、より難易度の高い課題をこなすレベルにある
  • 性格的に自分から積極的に質問ができる
  • 塾のスケジュールに自分の予定を合わせられる
  • 同じ教室の子と競うことがモチベーションになる性格である
  • 塾にかける費用は抑えめにしたい
【集団指導のメリット】
・周囲に競争相手がいる
・集団の中で客観的に自分のポジションを理解することができる

向き不向きはありますが、周囲に一緒に頑張る仲間がいることで、モチベーションを維持できます。
また、集団の中で自分の成績がどのようなポジションにあるのか、志望校までの距離はどのくらいなのかを客観的に知ることができます。

【集団指導のデメリット】
・カリキュラムが固定で、自由度が少ない
・予定変更などが難しい場合が多い
・欠席した場合、遅れがちになる
・きめ細かい指導は期待できない

集団指導では、指導内容はコースに合わせて一律に決められているため、個人に合わせた指導などは期待できません。
習熟度を自分で把握して、不足部分は自分でカバーすることが必要です。

塾のスケジュールは固定となっている場合が多く、習い事や部活動が多い子供の場合、欠席になってしまいます。

講師一人が担任する人数が多いため、生徒一人一人へのフォローは手薄になりがちです。

また、周囲に人が多くいる環境では集中できない子や、競争が苦手な子、自分からコミュニケーションをとっていくのが苦手な子などには、ストレスになる場合もあるようです。

個別指導

個別指導は、一人の講師が、一人〜数人の生徒を指導するかたちです。

一対一の場合は一人分のスペースが区切られ、ホワイトボードを前に指導を行う場合が多いようです。
2名の場合は講師の両サイドに生徒が座り交互に指導を行う形体であったり、数名の生徒がいる場合では、区切られたスペースに生徒が座り、講師が順番に回り指導する形が多いようです。

個別指導が向いているのは、次のような子供、家庭です。

  • 学校の授業から遅れがでている子供
  • 勉強のやり方、進め方が分からず、個人に合わせて指導してほしい子供
  • 苦手科目があるなど、個人の課題を解決ような指導を希望する子供
  • 集団指導の塾が合わず通わなくなってしまった子供
  • 習い事や部活をやっていて、自分のスケジュールに合わせて塾に通いたい
  • 子供に合わせたきめ細かい指導や、学習量や学習時間のアドバイスなどのフォローを期待している子供

【個別指導のメリット】

・生徒に合わせたカリキュラムを組んでくれる
個別指導の塾では、生徒の習熟度や意欲に合わせてカリキュラムを作ってくれます。
例えば、学校の授業から遅れている生徒には、授業に追いつくことを優先したり、前の学年の内容が身についていない生徒には振り返りを行うなど、画一的なカリキュラムではない柔軟な指導が期待できます。

さらに、受験が近くなると、教科ごとの偏差値を考慮しながら、総合点最大化するために必要な対策を行うなど、個別指導ならではの指導を行う塾も多くあります。

・きめ細やかなフォローを期待できる
個別指導の塾では、定期的な面談機会を設けているところが多くあります。
親、本人とじっくりと話し合いをし、課題の共有、今後の方針と目標の設定などを行うことで、同じ目線で勉強に向かうことが期待できます。
また、塾側から伝えるべきことがあれば、子供を経由してではなく、直接親に連絡がある塾も多く、連絡もれや意思疎通の齟齬を避けることができます。

・スケジュールが組みやすい
個別指導では、ある程度は子供のスケジュールに合わせて、授業の予定を組むことができます。
定員いっぱいの塾や、人気の塾では、スケジュールの組み換えなどは難しい場合もありますが、コマ数に余裕があれば曜日や時間の変更が可能です。
例えば、習い事や部活動などで急な予定が入ったり、体調不良などの場合も組み替えてくれる塾もあるので、授業料が無駄になりにくいという利点もあります。

【個別指導のデメリット】

・講師との慣れが悪い方にはたらくことがある
個別指導では、自然に講師との距離が近くなります。
これ自体は決して悪いことではなく、質問をしやすくなったり、コミュニケーションを良くすることにはメリットも多くあります。
反面、あまりに慣れが出てくると、授業内容にメリハリがなくなったり、雑談したり、授業に集中できない状況になることもあります。

塾側では、定期的に講師をローテーションして、過剰な慣れが生じないようにしているところもあります。

・競争が無いため、自分のポジションが見えにくい
一対一または、一対少数の環境では、塾の中での競争がないため、自分がどのくらいの場所にいるのか分かりにくくなります。
学校のテスト結果で、学校内のポジションは分かりますが、志望校に対しての位置は見えにくいといえます。
受験対策として、定期的に外部の模試を受けるなど、立ち位置を確認することが必要です。

オンライン・映像指導の塾

オンラインや映像で指導を行う塾は、近年増えているそうです。
新型コロナの拡大により、人との接触を避ける傾向になっていることや、部活動、習い事などによる時間の問題を解決することが好まれる理由となっています。

オンライン指導や映像指導が向いているのは、次のようなお子さんです。

  • 習い事や部活で、時間の制約がある
  • 様々な理由で、自宅で授業を受けたい

オンラインや映像の場合、録画されている授業のため、同じ講義を何回も見られます。
分からない部分は繰り返し見られるので、課題の解決に効果的です。

反面、この形式の塾は、実際に目の前に講師がいないため、自分で学習内容を考え、自習することになります。
オンライン上でフォローする仕組みがある塾もありますが、基本的には自己管理と思っていたほうがよいでしょう。

高い目標とモチベーションを維持できないと、長続きしない可能性があります。

指導内容での分類

塾を指導内容で分類すると、3種類に分けられます。
・授業の補習を中止とした指導
・難関進学校を目指すことを目的とした指導
・上の両方に対応した塾

授業の補修を中心とした指導

指導内容での塾の分類の1つ目は、「授業の補習」を中心に指導をする塾です。
このタイプの塾は、

  • 学校の授業内容から遅れている
  • 教科ごとの基礎力を上げたい
  • 勉強のやり方や、学習習慣を身につけたい
  • 定期テストの対策をしてほしい

学校で習う授業内容の振り返りと定着を優先します。

授業内容をしっかりと理解し、標準レベルの問題を解けるようになることが最初の目的になります。
勉強が苦手だったり、どこかの段階でつまづいてしまい、その後の内容も理解できなくなった場合など、生徒の状態に合わせて丁寧に指導するのが特徴になります。

また、授業の進みに追いついてきたら、授業内容よりも先に進んで「予習」のような内容に変わることもあります。
塾の内容が「予習」になると、学校の授業が「復習」になります。
学校の授業の前に「正しい考え方」で予習されていると、授業内容は「確認作業」「演習」となるため、理解と定着には効果的であるといえます。

補習中心の塾のデメリットとしては、難易度の高い問題は後回しになる、ということがあります。

基礎を積み重ねて確実に実力をつける指導を行うため、定期テストの対策では「確実にとる問題」と「捨てる問題」に分けて、問題を解くように指導する場合もあります。
「捨てる問題」とされるのは、基本的な問題から一歩進んだ応用問題や、難関校受験向けの塾では「標準レベル」とされるような問題となります。

学校の授業を確実に身に着け、学力の土台を作るための塾といえます。

難関進学校を目指すことを目的とした指導

指導内容で塾を分類する場合の2つめは、進学校への受験を目的にした塾です。

このタイプの塾は、

  • 難関進学校を目指している
  • 基礎力だけでなく、応用や難易度の高い問題を解く力をつけたい
  • 難関校受験の最新情報を入手したい
  • 学校の授業は理解できていて、自己管理、目標管理ができる
  • 苦手教科があり、集中して底上げをはかり、全体のレベルアップをしたい
  • 難関校の合格を目指し、同じ目的をもつクラスメートから良い影響を受けたい

進学校受験を目指す塾は、学校の授業の理解・定着は問題なく、応用問題や難易度の高い入試問題を解く力をつけることを目的にしています。

このタイプの塾は、志望校に合わせた問題を教えてもらうことができます。

成績によってクラス分けがされていることが多く、同じようなレベルの生徒と授業を受けることで、モチベーションの維持につながります。
また、成績が上がると上のレベルのクラスに上がる場合もあり、自分のポジションを客観的に把握することができます。

いわゆる進学塾と呼ばれる塾は、難関校の合格者を数多く輩出することが一番の実績になるので、受験に関連した情報をいち早く入手し、指導に活用します。

勉強の指導だけでなく、保護者との面談などフォロー体制もあり、受験に向けたサポートやメンタル面のケアも期待できます。

反面、進学塾のデメリットは、厳しい競争のなかで切磋琢磨することで、モチベーションを保てなくなったり、挫折してしまう子供が出てしまうことです。

また難関校を目指す塾は、集団指導の場合が多く、個別指導のような細やかなフォローは期待できません。

上のどちらにも対応している 塾

補習中心の指導と、難関校を目指す指導の両方に対応する塾があります。

同じ塾の中で、進学コースと補修コースで別れている場合がおおく、はじめは補修コースで基礎をしっかり身につけて、学力が上がったら進学コースに進むなどの切り替えができるのが特徴です。

ただし、補修コースと進学コースでは、指導内容、授業の進み方、スピード、教室の雰囲気などが異なるため、コースを変更したものの馴染めずに苦労する場合もあるようです。

我が家の 塾 の選択

冒頭でも書きましたが、うちの子は近所にある個別指導の塾に通うことにしました。

塾に説明を聞きに行ったときに、子供の状況を正確に把握してくれて、どんな対策が必要かを明確に示してくれたのが決め手になりました。

その場では、中学1年生のはじめでつまづいていること、一部小学校の振り返りも必要なこと、まずは授業に追いつき、授業を聞いて理解できるように基礎を作ることが、共有されました。

今の中学校のカリキュラムは、以前よりも内容が多くなっているため進むスピードが早くなっているそうです。
そのため、振り返りや問題演習をする時間が少なくなっていて、内容が定着する前に先に進んでしまうことがあり、塾や自習での補習が必要なのだそうです。

小学校の頃から、一つ一つ時間をかけて習得してきた我が子にとっては、中学の授業スピードや、新しい概念を即座に受け入れるのは難しいことだったのです。
なんとなく、分からないことを分からないままにしてしまっていたようでした。
最初の定期テストの結果をふまえて、危機感をもって塾を探したので、なんとか歯止めをすることができたようでした。

塾に通いはじめて1年くらいになり、少しずつ自信をもって勉強できるようになっているようなので、見守っていきたいと思っています。

まとめ

今回は我が家の塾選びについて紹介しました。
子供の性格や、学力、距離や時間等の物理的な条件、塾の種類・・・、塾選びには多くの要素を考えなくてはならず、一回で子供にピッタリの塾に出会えるとは限りません。
この記事が、少しでも塾選びのお役に立てば幸いです。
最後に、今回ご紹介したポイントについてまとめて、終わりにしたいと思います。

 塾 の種類

指導内容での分類

  • 授業の補習を中止とした指導
  • 難関進学校を目指すことを目的とした指導
  • 上の両方に対応した塾

指導する人数での分類

  • 集団指導
  • 個別指導
  • オンライン・映像での指導

 塾 を選ぶポイント

  • 個別指導か集団指導か
  • テスト対策
  • 保護者との面談
  • 家からの距離

 

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