築地 のランチは高い店ばかりではない
僕は 築地 にある会社で働いています。
ほぼ毎日、近所のお店でランチを食べます。
決して高給取りでもなく、日々、子供にかかるお金にヒーヒー言ってます。
でも、昼ごはんはきちんと食べたいじゃないですか、しかもなるべく安く。
「 築地 のご飯屋さんて高い店ばっかりじゃないの?」
そんなことありません。
よーく調べれば、安くておいしいお店がたくさんあるんですよ。
今回は、僕が食べ歩いて見つけた、財布にやさしくおいしいお店を紹介します。
築地 で働く僕が通う ランチ 店
魚八 築地 店
築地本願寺から新大橋通を新富町方面に進んで、築地側に入った辺りにあるお店。
魚のおいしい居酒屋ですが、ランチがとても良いんですよ。
ご飯は、どのメニューでも、普通盛り、大盛(推定1.5合)、同じ料金です。
まずは、「魚八定食」
サバの味噌煮をメインおかずに、サブで唐揚げが控える豪華な布陣。
でもこの定食の目玉は「サラダ」ですよ。
付け合わせというには大ぶりな器に、キャベツの千切り、マカロニサラダ、ワカメ、フライドオニオンがギッシリ。
バランスの良いドレッシングがかかり、十分におかずになるサラダです。
メインのおかずは「サバの味噌煮」と「鶏唐揚げ」と充実のラインナップ。
予備知識なしで初めてこのお店に行ったときに、ご飯を大盛にして撃沈しかけました。
実にバランスの良い定食です。
「まぐろユッケ丼」
僕の中の裏エース。
一口大のマグロのユッケが、どんぶり一杯に乗っています。
けっこうピリ辛で、ごま油の香ばしさもあり、グイグイご飯が進む進む。
丼シリーズは、ご飯大盛にしたら、器が普通盛りとは違うもので出てきます。
大盛食べたら、午後は仕事になりませんよ。とか言いながら食べちゃんですけどね。
「唐揚げ定食(小鉢)」
このお店のメニューでは「穏やか」という表現がしっくりくる、オーソドックスな唐揚げ定食。
唐揚げは揚げたてで、慌てて食べると火傷まちがいなしです、気を付けて。(穏やか、じゃないか…)
サクッとした衣と柔らかでジューシー、醤油味がしっかりした肉、ご飯に合わないわけがない。
景気良く盛られたマヨネーズも嬉しいですね。
「まぐろ漬け丼」
迷ったらこれを食べることが多いですね。
頃合いの良い酢飯に、びんちょう鮪のづけがビッシリのった定番の丼。
漬けの加減がちょうどよくて、ワサビを添えてワシワシ食べれば、大盛でもペロリです。
午後は仕事になりませんけどね…。
「海鮮丼」
ランチのフラッグシップ。
僕はスタンプが10個たまって、一食無料の時しか食べません(セコイっすね・・・)
王道の魚介類がふんだんに乗った海鮮丼が、この値段で食べられるのはかなりお得だと思います。
しかも唐揚げまでついてきます。もちろん、ごはん大盛も同料金。
どのランチメニューも、1,000円を超えるメニューはありません。
一品一品のクオリティ、ボリュームも申し分なし。
テイクアウトもやってますが、どのメニューも非常に良心的です。
店舗情報
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13130444/
天花そば
東京の立ち食いそばの王道ともいえる、醤油と節がキリっと立ったつけダレでいただく蕎麦がおいしいお店。
立ち食いと侮るなかれ、歯切れと香りのよい蕎麦と、揚げたての天ぷらは、チェーン店のそれとは一線を画します。
場所は築地二丁目、地下鉄築地駅の新富町側の出口、日乃屋カレーの隣になります。
店構えは、間口が狭く、奥に向かって長い作り。
券売機で食券を買って厨房のカウンターに置いて、自分のスペースで待機します。
「春菊天せいろそば」+「玉子」
僕の一押しは、この春菊天。
大ぶりな春菊を揚げたてで提供してくれます。
さっくりとした薄衣と、春菊の食感のコントラストの良さ。
そして、鼻に抜けるさわやかな春菊の香り。
立ち食いのクオリティーじゃない!
丼とのセットメニューもありますが、どれも高水準でボリュームもあり満足できるメニューばかりです。
そして何よりもこの店が好きなのは、「蕎麦湯」がポットで置いてあり自由に飲めるところです。
僕はそばも好きですが、それ以上に蕎麦湯が好きなのです。
蕎麦湯を飲むと、なんか体の奥底から力が湧いてくるような気になるのです。
ワンコインで、蕎麦と天ぷらが堪能できるお店、おすすめです。
店舗情報
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13099186/
かつ平
リーズナブルなお店が続きましたが、ここからは築地の「凄み」みたいなものを感じるお店を紹介します。
小説家の、故 池波正太郎も通ったお店として知られるとんかつの名店。
場所は築地6丁目、晴海通りから聖路加国際病院のほうに入った、住宅が立ち並ぶ一角にあります。
「ロースカツライス」
このカツ一枚で、豚肉のおいしい部位を一通り食べることができるといっても大げさではないと思います。
甘い脂身の多いところから、柔らかな赤身のうまみを堪能できるところまでバランスよく入っています。
カウンターに座ると、店主さんから必殺の食べ方を教えてもらえる特典付き。
個人的には、醤油でからしを溶いて、七味で風味をつけたものにつけて食べるのがお気に入りです。
あ、塩もいいですね。
カツを味わい、モチモチのご飯を口に放り込めば、思わず笑顔になることでしょう。
付け合わせのキャベツも新鮮、ナポリタンが添えてあるのもの嬉しいです。
最後は、オレンジにかじりついて、さっぱりしてご馳走様、です。
かなりボリュームがあり、肉のクオリティーも高く、こんな値段でいいのかと思ってしまいます。
店舗情報
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13007635/
本種
路地裏にたたずむうまい寿司屋。
決して店は新しくないし、広くもないし、個室があるわけでもない。
でも、うまい寿司はある。
特にマグロはおすすめ。
場所は築地六丁目、晴海通りの築地センタービルと鳥上商店の間の路地を入ったところにあります。
路地側にカウンターと、奥にテーブル席があります。
「にぎり1.5人前」
マグロはトロ2貫、赤身1貫(この鮪は絶品です)、白身、貝、エビ、青魚など。
大ぶりな良い仕事ぶりがうかがえるネタと、ネタに合わせたシャリのバランスが良い。
コスパも素晴らしいと思います。
「ネギトロ丼」
僕の一押しはこのネギトロです。
マグロ本来のうまみが存分に味わえるネギトロ。
スーパーのものように何かを加えたりしていない、本物のネギトロがここにあります。
一見入りづらい店構えですが、価格も明記してありますので、飛び込んでしまえば、気取らずにおいしいお寿司にありつけますよ。
店舗情報
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13025023/
今だからこそ 築地 に行こう
少し前まで、築地の町は外国人だらけでした。
飲食店も外国人客に合わせて、メニューや看板を変えたり・・・。
もともとは築地市場の仲買人が、仕事の合間に食事に立ち寄るような店ばかりだったのが、観光地化しその姿を変えていったのです。
市場が豊洲に移転し、コロナ禍で外国人や国内旅行者も姿を消し、閉店してしまったお店もあります。
でも、いまも営業を続けているお店は、地元の人や築地で働く人、用事があって訪れる人においしいものを提供しようと頑張っています。
近くにくる機会があったら、築地を訪れてみてください。
きっとおいしい料理と、温かい人々に出会えますよ。
まだまだ築地では紹介したいお店があります。
テーマごとに別の記事で紹介していますので、よかったらリンクから見てみてくださいね。
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